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第89号(第23巻第2号) 【特集/黄耆と玉屏風散・防已黄耆湯】 * 老中医たちが最も得意とする生薬…それが黄耆(黄煌) * 最もよく使われる生薬――黄耆(黄煌) * 補陽還五湯の応用(李葆華) * 張錫純の黄耆 その著作と医案集にみる用法(顧維超) * 黄耆の運用経験(孟景春) * 黄耆の医案3例(黄煌) * 防已黄耆湯の解釈と臨床応用(蒋明・張国鐸) * 玉屏風散 益気固表の代表方剤(小金井信宏) * 黄耆の配合と類方(林賢濱) * 名中医たちの黄耆使用経験(陳明) * 上海リポート2/中医学と癌治療「癌病棟で研修して」(藤田康介) * 注目すべき文献/中医学と中国文化(魯兆麟) * 中医鍼灸学を臨床に活かすために<14>「いかに弁証するか(総括編)」(金子朝彦) * 食養/循環器疾患の食養生(高橋楊子) * 印象に残る症例/腹部に冷えを伴った患者の興味深い治療経験(金井成行) * 弁証論治の実力アップコース<6>胸痺心痛の弁証治療(劉桂平) * 系統中医学講座ダイジェスト<第3回>気血津液の生成と運行(仙頭正四郎) * 書評/『中医学による花粉症治療』(原田浩一著)(浅川要) * 李世珍先生の針 ・インタビュー/李先生の針灸を学ぶ意義(白川徳仁) ・李世珍先生の来日に備え手技特訓中の針灸師たち * 針灸質問コーナー/ ・24/痺証の「痺」は正しいか?(宮川浩也) ・25/「天癸」について(岩井祐泉) ・26/細脈について(王財源) ・27/腎陰と腎陽の補い方(呉澤森) * 弁証論治トレーニング<34>緑内障 ・回答へのコメント(呉澤森・高橋楊子) * 中医針灸/臨床入門講座<8>(呉澤森) * 針灸症例/肝火上擾証による耳鳴難聴の症例(奈良上眞) * 鍼灸臨床研修日記<3>「中医研診察室」のベッドサイド(腰痛と倦怠感)(大谷泰弘) * 針灸学校学生たちの研究リポート/証の分析からみえたこと * 温故知新/老中医の鍼灸に学ぶ<2>針灸臨床における若干の体験/毫針と温針(浅川要) *―*―* ここに注目! *―*―* ■黄耆と玉屏風散・防已黄耆湯 老中医たちが最も得意とする生薬「黄耆」とその関連方剤をとりあげた。黄耆は慢性病・老年病など多くの疾患に多用され、治療効果が高い生薬である。南京中医薬大学の黄煌教授が、黄耆の薬証・応用法の解説および過去の医案を紹介しているほか、李葆華・顧維超・孟景春ら3名の現代老中医の観点や経験なども論述されている。全9編の論文を通じて、黄耆について深く知ることができる特集となっている。
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