
中医臨床 通巻184号(Vol.47 No 1)
商品コードISBN 978-4-911532-64-5
特集/コモンディジーズの中医治療 ―もの忘れ―
2026年03月20日発行
2026年03月20日発行
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中医学的アプローチを把握して治療の幅をひろげる
【特集】コモンディジーズの中医治療 ―もの忘れ―
もの忘れはアルツハイマー型認知症をはじめとする認知症の代表的症状であり,高齢化が急速に進む日本において医療・介護のみならず家庭や地域社会における重要な課題となっている。中医学では,もの忘れに関連する病証として「健忘」と「痴呆」が挙げられ,健忘が主として記憶力の減退を指すのに対し,痴呆は理解力や判断力の低下,反応の遅鈍など精神活動全体の衰えを特徴とする。これらは,髄海不足による脳の失養や神機失用を基本病機とし,さらに痰濁やオ血が清竅を阻害することによって神志が失調することで生じるとされている。本特集では,「もの忘れ」を切り口に現代医学の認知症と中医学の「痴呆」の概念を照らし合わせながら,髄海・神機・痰オといった病機の理解を深めるとともに,中医学・鍼灸による治療の視点と日本の臨床現場における実践例を紹介し,認知症医療における中医学的アプローチの意義を探る。
【特集】コモンディジーズの中医治療 ―もの忘れ―
もの忘れはアルツハイマー型認知症をはじめとする認知症の代表的症状であり,高齢化が急速に進む日本において医療・介護のみならず家庭や地域社会における重要な課題となっている。中医学では,もの忘れに関連する病証として「健忘」と「痴呆」が挙げられ,健忘が主として記憶力の減退を指すのに対し,痴呆は理解力や判断力の低下,反応の遅鈍など精神活動全体の衰えを特徴とする。これらは,髄海不足による脳の失養や神機失用を基本病機とし,さらに痰濁やオ血が清竅を阻害することによって神志が失調することで生じるとされている。本特集では,「もの忘れ」を切り口に現代医学の認知症と中医学の「痴呆」の概念を照らし合わせながら,髄海・神機・痰オといった病機の理解を深めるとともに,中医学・鍼灸による治療の視点と日本の臨床現場における実践例を紹介し,認知症医療における中医学的アプローチの意義を探る。
◆本号の主な内容
【特集/コモンディジーズの中医治療 ―もの忘れ―】
■[症例カンファレンス]アトピー性皮膚炎(田中耕一郎ほか)
■[杏林春秋]腎不納気,もう一つの病態「腰からの吸気苦」について(渡邊善一郎)
■[薬局取材]自然体で導く中医学の漢方相談(田中友也)
■[インタビュー]中医鍼灸は,なぜ臨床につながらないのか(金子朝彦)
■[杏林春秋]経脈の発達と小児の治療(足立繁久)
■[仮免鍼灸]「心下痞」を再考する(盧嘉林)



